【酒】第21回 お酒初心者によるビーム サントリー『ジム・ビーム』の感想【バーボン・ウイスキー】


名称
JIM BEAM
(ジム・ビーム)

酒類
バーボン・ウイスキー

度数
40%

製造元
ビーム サントリー

輸入販売元
サントリー











 「世界売り上げNo.1バーボン」という一文をお店なんかでよく見るお酒、ジム・ビーム。実際このホワイトラベルはコンビニを含めていろんなところでよく見るボトルだったりする。
 ジム・ビームの起源は18世紀バージニア州で農業と製粉業を営んでいたジェイコブ・ビームがケンタッキー州バーボン郡に入植し、そこで所持していた銅製のスチルで製造したウイスキー樽を販売したところから始まる。このウイスキー樽を最初に販売した年がボトルにも記されている1795年なんだそうだ。ちなみに、ブランド名になっている「ジム・ビーム」は、このジェイコブの曾孫にあたる人物なのだという。
 そして、ジェイコブが義父から相続したワシントン郡の土地に蒸留所を設立。その後蒸留所はネルソン郡に移転し、クリアー・スプリングス蒸留所として運営していたが、禁酒法の影響で閉鎖においやられる。現在稼動しているクレアモント蒸留所は、1933年の禁酒法撤廃後に、ジム・ビームが70歳のころに建てられたものなのだそう。
 今回試してみるジム・ビームの一番スタンダードなホワイトラベルは4年熟成のバーボン。原料はコーンに大麦、ライ麦。レシピは門外不出で正確なレシピは一族くらいしか知らないのだとか。
 『結構女性も好んでビームのハイボールを飲んでいて、ポピュラーでライトなウイスキーの銘柄』という印象が私にはあるが、はてさて?

 ちなみに今回、ジム・ビームを購入したところ、ソーダがおまけでついてきた。せっかくなので今回のハイボールはこのボトルを使おう。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







■ストレート[Straight]

 香りはバニラのような甘い香りがほんのりと。味の方も若干の甘みはあるものの、控えめな印象。のどにくる刺激の方が強いかもしれない。
 初めは味よりも香りが印象に残る。






















オンザロック[On the Rock]
 毎回そうだけど、やっぱり香りは少し失せちゃうね。ただのどの刺激も同様に薄まってややまろやかに。香りを取るかまろやかさを取るかで好みが分かれそう。

























ハイボール[Highball]
 今回はせっかくなので、ソーダの箱に書いてあったレシピのとおりに作ってみよう。



 【作り方】
 空のグラスにレモン1/4を絞り、1/4のカットレモンをグラスに落とす。
 氷を詰め、ジムビーム、ソーダを1:4で注ぎ、軽くステア。

 ふむ・・・・・・少し薄いな。私はいつもハイボールの比率はウイスキーソーダ=1:3なんだけど、今回のレシピは1:4。美味いんだけど少し薄いかな。でもこれ、缶のビームハイに近いかもしれない。ただ、レモンも絞っているのでジムビームの甘い香りが少し失せてしまっているのが個人的には残念。

 しかしどうやら公式サイトでは食事と一緒に飲むことを推奨しているみたいなので、少し薄めなのもいいのかもしれない。ぐびぐびいけるし。

■ウィスキー・コーク[Whisky & Coke]
 今回は1:3で割ってみた。・・・・・・ふむ、少々苦味とにおいが気になるかな。ではもう少しコーラを足して・・・・・・おお、しっくりくる。コーラの中にほんのりとジム・ビームのバニラの香りがプラスされるくらいがちょうどいい。
 味的にはコーラにビームがワンポイント。控えめだけどなかなか相性がいい。 




















■カウボーイ[Cowboy]
【材料】
バーボン・ウイスキー・・・30~45ml
生クリーム・・・Full up
好みで砂糖

【作り方】
材料をステア。
砂糖を混ぜる場合は、全て注ぐ前に混ぜて溶かしておく。

 おほほ、こりゃ面白い!まんま生クリーム味のお酒だ!生クリーム好きにはたまらんね。あらかじめ砂糖を溶かしてからステアすればお菓子のような甘いカクテルの出来上がり。バニラの香りのビームとも相性や良し。 
 でも生クリーム美味しいには美味しいんだけど、生クリームってめっちゃ脂質が高いんだよなぁ・・・。カクテルも脂っぽいし・・・。
 ちなみに、今回は参考にしたレシピに生クリームと書いてあったけど、牛乳で割るのが一般的らしいね。



■ケンタッキー[Kentucky]
【材料】
バーボン・ウイスキー・・・55ml
パイナップルジュース・・・35ml

【作り方】
材料をシェーカーでシェイク。

 パイナップルジュースの味はあまり目立たない。むしろウイスキーの風味の方が強いくらい。というかこれはウイスキーにパイナップルの酸味がプラスされてる感じなのか・・・。甘くはないがすっきりさっぱりした飲みやすいカクテルだ。
















■オアフ・クーラー[Oahu Cooler]
【材料】
バーボン・ウイスキー・・・45ml
モンジュース・・・15ml
パイナップルジュース・・・Full up

【作り方】
材料を全てステア。

 材料が似たようなカクテルを発見したのでもう一杯。
 お、今度はケンタッキーとは逆にパイナップルジュースの味がしっかり出てて、逆にウイスキーの風味がなりを潜めたという感じ。スッキリと甘く、程よい酸味。その中にウイスキーのコクがほんのりと。何かおつまみが欲しくなる味だこれ。
 あと、おやつ用に買ってたパイナップルの缶詰があったからなんとなく飾ってみたけど、甘いパイナップルも口直しに最高だわ。
 一応このカクテル、ウイスキーはバーボン指定なんだけど、パイナップルジュースとめっちゃ相性いいんだなー。





■エッセリング[Esseling]

 ンあ~、やっぱうめえわ。ウイスキーとアイス合うわ。すぐに溶けないようにビームを冷やしちゃってるから香りはどっかいっちゃってるけどね・・・。

























■総合感想
 とにかくバニラの香りが印象に残るウイスキー。ストレートだと香りが強烈なくらい感じられる。しかし冷やしたり何かで割ると急にその香りが失せてしまい、香りが失せたとたんに苦味や喉の刺激が増すのが少々難点。それでもロングカクテルにすると刺激も無くなりディープではないものの軽い風味が楽しめる。
 リーズナブルな値段で軽い気持ちで気軽に楽しめるバーボン。普段飲みにいいんじゃないかと思いました。

ジム・ビーム公式サイト:http://www.jimbeam.com/ja-jp