【酒】第53回 酒の味もわからないクセに『ストリチナヤ』を飲るという話し。【ウォッカ】

【名称】STLICHNAYA(ストリチナヤ)
 
酒類ウォッカ
 
【度数】40%
 
【製造】ソユーズプロドインポルトラトビア
 
【輸入販売】日本ビール株式会社







■『首都』で生産が始まったロシアの伝統的なウォッカ

 今回はストリチナヤウォッカ。酒売り場でよく見るボトルだけどもなんとなく先延ばしにしていたウォッカ。というのもどうせなら700mlと思ってたが、なぜか近くの店には500mlのボトルしかなく「まあ、もういっかな」と思って今回買ってきた。

 『ストリチナヤ』とはロシア語で「首都の」を意味し、1901年のソビエト連邦時代ににモスクワで生産が開始され、外貨獲得のために外国へ輸出されたという。ラベルに描かれている建物は「ホテル・モスクワ」の旧建物。また、現在ロシア国内やラトビアで製造されているが(今回購入したのはラトビア産)、その製造会社のソユーズプロドインポルトはロシアの国営会社らしい。

 ネットを軽く調べたところだいたいこんなところ。それに加えて評判も上々だが、さてさて。

■ストレート【Straight】■ ■ロック【On the Rock】■    

 まずはストレート。アルコールの匂いがやや鼻につくが、飲み口はうっすらと甘みを感じ、後味はスッキリとしている。そしてアルコール由来の辛味や苦味はほぼ感じられず、非常になめらかで飲みやすいと言える。

 氷で冷やしてもややアルコール臭は残りはするが、冷えた分飲みやすくもなる。





ウォッカ・リッキー【Vodka Rickey】■    ■モスコミュール【Moscow Mule】■











 炭酸割り。今回はライムを絞り、リッキーにしてみたが、後味がスッキリしているのでさっぱりと爽やかな飲み口になった。モスコミュールも美味い。

■エッセリング【Esseling】■

 やや苦味を感じるか。ストレートで飲んだときのアルコール臭は特に感じない。アイスがウォッカに溶けてくるとアルコール入りのアイスになる。これはこれでアリだが面白みには欠ける。



ウォッカギブソン【Vodka Gibson】■

【材料】
ウォッカ 80ml
ドライ・ベルモット 10ml
パールオニオン 1こ

【作り方】

ミキシンググラスで材料をステアし、カクテルグラスに注ぎ、パールオニオンを添える。


 まずは今回付け合せに使うパールオニオンなる物を試食。近所のスーパーやデパート探して回ったんだけど、たぶんこの『小玉ねぎの酢漬け』で合ってるとおもうんだけどな・・・。らっきょうで代用するように書いてある記事もあったかららっきょうみたいだと思ったが、ビンのフタを開けたときに漂ってくる香りは確かに玉ねぎ。味も、まさに玉ねぎの酢漬け、という感じ。酸っぱさはそんなに強くなく、玉ねぎの風味がさっぱりとしている。サラダにいいかもしれないが、カレーの付け合せにも良さそう。
 さて、初めて作ったギブソンなるカクテル。ドライなウォッカにさらにドライベルモットを合わせるので当然ドライな仕上がり。付け合せの玉ねぎの酢漬けが意外な組み合わせだが不思議と悪くない。

 しかしまあ、仮にも度数40のウォッカが80mlと同じくアルコールのドライベルモットが入っているのでさすがに強いな・・・・・・。

■まとめ■

 残念ながら私の舌では比較用に飲み比べてみたアブソルートとさしたる違いを感じることはできなかった(そのためにタイトルで予防線張ってるわけだけど・・・)。香りに関してはむしろアブソルートよりアルコール臭がきつい印象すらある。

 しかしながら、その中に甘さを感じることができ、後味もスムーズのため、一度なれてしまえば特に気になることもなくなる。飲みやすく酔える良質なウォッカと言えるだろう。



【日本ビールによる紹介ページ】
https://www.nipponbeer.jp/lineup/stolichnaya-premium-vodka500/