【酒】第33回 酒の味もわからないクセに『ジョニー・ウォーカー ブラックラベル』の感想【スコッチ・ウイスキー】

名称
JONNIE WAKER BLACK LABEL
ジョニーウォーカー
      ブラックラベル)

酒類
スコッチ・ウイスキー

度数
40%

製造元
ディアジオ(イギリス)

輸入販売
キリンビール










    煙と甘みが絶妙なバランスで交差するウイスキー


 世界一の生産数を誇るブレンデッド・スコッチ・ウイスキージョニーウォーカーにはレッドラベルやグリーンラベルなど様々なラベルがあるが、ブラックラベルはどブレンドされている原酒がどれも12年物。

 ウォーカー社は1860年代に入り、ブレンディングの合法化をきっかけに1865年に自社の「ウォーカーズ・キルマーノック」をベースとしてオリジナルブレンド「ウォーカーズ・オールドハイランド」をリリース。その後数々のブレンデッドウイスキーをリリースするが、それらは今回の「ジョニーウォーカー ブラックラベル」に引き継がれているのだという。また、それらのレシピは門外不出のブレンド技術によりブレンドされているのだという。


 まずはストレートで飲んでみると、口の中に甘みが広がりスーッと引いていく。スコッチはスモーキーな酒だと聞いたがむしろ独特なフルーティさを感じる。辛味も強いわけでなく、苦いわけでもない。スコッチは初めてなので身構えてた割りには飲みやすいウイスキーだ。

 オン・ザ・ロックも美味い。全体的な個性はや和らぎはすれど魅力までは薄れない。
 ハイボールもまた合う。香りが柔らかくなりフルーティな側面が前面に出てくる。

 そしてスコッチウォーター。いわゆる水割りのようなもの。水割りは日本独特なものとよく聞くが、ネットを巡ってみるとスコットランド
はポピュラーな飲み方のような記載も見受けられる。もっとも、日本の水割りほど薄くせず、トワイスアップのよう
に1:1の比率で割るのが普通のようだ。
 確かに全体的な角が丸くなり、味や香りがハイボールのように炭酸でごまかされることもなくすっきりと飲める。美味い。


 ウイスキーコークにしてもコーラの香りや味に負けていない。フィニッシュ
でジョニーの香りが一瞬残るのが面白い。















■ウィスパー【Whisper】■
【材料】
スコッチ・ウイスキー 25ml
ドライ・ベルモット 25ml
スイート・ベルモット 25ml

【作り方】
材料をシェイカーでシェークする。

 スコッチベースだが、味も香りもベルモットの印象が強い。スコッチにスイートベルモットと辛口のドライのベルモットが絡み合ってなんとも複雑な味だ。口に含んだ後でスコッチがベルモットの香りと後味を引き締める。最後にすっきりとした後味が残る。














チャーチル【Churchill】■
【材料】
スコッチ・ウイスキー 30ml
スイート・ベルモット 10ml
コアントロー 10ml
ライムジュース 10ml

【作り方】
材料をシェイカーでシェークする

 スイートベルモットコアントローが入っており味は甘口。が、甘口でありながらライムの酸味があるので甘ったるくはならず、スコッチの香りが程よく抜けてフィニッシュ。
 ジョニーウォーカーが40度でコアントローも40度。チンザノが15度だから決して度数は低くは無いが、実に品を感じるカクテルだ。また写真では分かりづらいが、色も半透明できれいだ。











 今回、初めてスコッチを試してみたわけだが、ジョニー・ウォーカーに関しては聞いていたような飲みづらいお酒ではなかった。むしろ独特の風味とほのかに感じるフルーティな甘みのバランスがよく、とても美味しかった。

これで2000円前後で手に入るのだからお手ごろだ。


ジョニー・ウォーカー公式サイト(キリンビール
https://www.johnniewalker.com/ja-jp/our-whisky/johnnie-walker-colours/black-label/