【酒】第17回 お酒初心者による『ペルノ・リカール社 アブソルート』の感想【ウォッカ】


 今月は3本アップするつもりで3本まとめて買ったうちの2本目。こういうコトをしない限りお酒を飲まない身としては少々ヘビーだったかと2本目にして思い始めているところ。
 でも前々から気になってるお酒だったし、気を引き締めて飲むぜぃ!


名称
ABSOLUT VODKA
(アブソルートウォッカ

酒類
ウォッカ

度数
40%

製造元
ペルノ・リカール
(V&S社)


 アブソルートはスウェーデン産のウォッカ。冬小麦を原料にしたもので、今回のは一番スタンダードなやつ。結構な数のフレーバードウォッカが発売されている。
 なんでも、ネットのレビューなんかで"水"と評されてるもので、いったいどんなお酒なのか、かねてから試してみたかったので楽しみだ。




【ストレート】[Straight]

 まずはストレート。匂いはほぼなし。うっすらとアルコール臭がする程度。味は・・・おお、こりゃあすごい。味が無い。さすがに水と同じというわけではないが、辛味や苦味といったものがほとんど無い。飲んだときに鼻に軽くスッとアルコールが抜けて少しだけのどが温もる。
 なるほど、これは気持ちのいい酒だ。




















オンザロック[On The Rocks]
 氷で冷えるとかすかなアルコール臭も飲んだときの刺激もさらに薄くなってしまった。それでもアルコールは40%。なるほど、いろんなレビューで"水"と表現してる理由がわかる。
 ただ、無味無臭に近くなるので味の方は正直物足りない。やはり割り材で割って味をつけて飲む酒なのだろうか。





















ウォッカリッキー】[Vodka Rickey]

【材料】
ウォッカ・・・45ml
ソーダ水・・・Full up
ライムジュース・・・10ml

【作り方】
 氷を入れたグラスにウォッカを注ぎライムを絞り、グラスに落とす。
 ソーダを静かに注いで軽くステア。

 これは、ライム風味の炭酸水そのままの飲み心地だ。
 今回は市販のライムジュースの他に、近所に売ってることが分かったのでライムそのものも飾りとして入れてみたが、実に新鮮な香りがする。本物の果実を入れるだけでこんなにも心地が変わってくるものか。実にさわやか。言われなければ一口ではお酒だと解らないくらいだ。飲み進めれば酒も回ってくるので自覚は出てくるのだが・・・。







【ソルトリック】[Salt Lick]

【材料】
ウォッカ・・・45ml
グレープフルーツジュース・・・60ml
トニックウォーター・・・60ml
塩・・・適量

【作り方】
 塩でスノースタイルにしたグラスに氷を入れ、ウォッカグレープフルーツジュースを注ぎ、トニックウォーターを加えて軽くステア。

 むむ、これはトニックウォーターよりグレープフルーツが、
主に苦味が勝ってる気がするな・・・。個人的にはトニックウォーターのみのウォッカトニックのほうが好みかもしれない。
 前回のソルティドッグでスノウスタイルの味を絞めたので今回もやってみたわけだが。
 ちなみに今回参考にしたレシピはグレープとトニックが1:1だったが、レシピによってはトニックがFull upのものもある。





【モスコミュール】[Moscow Mule]
【材料】
ウォッカ・・・45ml
ジンジャーエール・・・Full up
ライムジュース・・・15ml
ライム・・・1切れ

【作り方】
 氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ、ライムを絞ってグラスに落とす。
 ジンジャーエールを適量注ぎ、軽くステアする。

 辛い!・・・・・・いや、ウィルキンソンジンジャーエールが辛口だからね。にしても、ライムがいい仕事してるわ、これ。このジンジャーエール、しっかりと辛いんだけど、ライムの香りとさっぱりした酸味がしっかり刺激を和らげてるわ。
 あと例によってウォッカ自体に味が無いからほとんどアルコール入りのジンジャーエールだね、これ。でも美味いわ。
 ちなみに、レシピによってはジンジャーエールがジンジャービアになってることもある。




【ルシアン・コーク】[Lucian Cork]
【材料】
ウォッカ・・・45ml
コーラ・・・Full up
モンジュース・・・15m
レモン・・・1切れ

【作り方】
 氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ好みでレモンを絞る。
 コーラを好みの量注ぎ、軽くステア。

 いわゆるコーラ割り。
 うむ、コーラだ。ウォッカ自体に味も香りも皆無なので(ry
 せっかくライムと一緒にレモンも買ったので、せっかくだから絞ってから飾りとして入れてみた(ほとんど写ってないけど)。
まあ、華やかだよ、ネ?










【ミッドナイトサン】[Midnight Sun]
【材料】
ウォッカ・・・75ml
グレナデンシロップ・・・15ml
レモン・・・1切

【作り方】
 ウォッカグレナデンシロップをシェーカーでシェイク。
 カクテルグラスに注いで、レモンを飾る。

 ・・・・・・あんまっ!そりゃそうだ、ウォッカ以外にはグレナデンシロップしか入ってないんだから、そりゃ甘いわ。
 で、あまりに甘いので追加でレモンジュースを極少量入れてみたら・・・。うん、適度に酸味が追加されていい感じ。
 実はこのミッドナイトサンってカクテル。ネットで検索してもそうなんだけど、手持ちのほんのレシピも二冊それぞれで違うレシピが書かれてるんだよね。もうひとつのレシピは、ミドリとオレンジジュースとソーダが追加されてるロングカクテル。今回はミドリが手元に無かったのでショートカクテルの方を作った。
 ジュースみたいでうめぇけど、これ4/5(75ml)がウォッカなんだよね。量的にもちょっとウォッカが多い。度数もちょっと強めのカクテルになるのかもしれない。
 ちなみにレモンの形だけど、一つ前のルシアン・コークに入れるためにくりぬいてしまったので縦に輪切りにしたためこんな形をしてるわけだけど、太陽が縦長になってるね、これ。

 ちなみに、グレナデンシロップというのは、ザクロの果汁と砂糖で作ったシロップ。だからめっさ甘い。ノンアルコール。
 ただ、今回使うために購入したMONIN製の原材料名にはザクロ果汁は記されていない。







【雪国】[Yukiguni]
【材料】
ウォッカ・・・55ml
ホワイトキュラソー・・・25ml
ライムジュース・・・15ml
砂糖・・・適量(スノースタイル用)
ミントチェリー(今回はドレンチェリーで代用)・・・1個

【作り方】
 シェーカーでウォッカ、ホワイトキュラソー、ライムジュースをシェーク。
 砂糖でスノースタイルにしたカクテルグラスにミントチェリーを落とし、シェークした内容を注ぐ。

 ミントチェリー・・・ていうかこの砂糖漬けのチェリーって、あれだよね?パン屋で売ってるアンパンマンの鼻に使われてるようなアレだよね?苦手なんだよなぁ、アレ・・・。
 それはともかく、味の方だけど、ホワイトキュラソーとライムが実にさわやか。で、ホワイトキュラソ ーの苦味をスノースタイルの砂糖でカバー・・・する用なんだろうけど、ちょっと少なかったか、いや、いっそシロップも一緒にシェイクしたほうがよかったものか、どちらにしても砂糖が足りない!ちょっと苦味が目立つかもしれない。
 ちなみにこのカクテル、今のサントリーが1958年に主催したコンクールでの優勝作品らしい。あと見るレシピによって分量がちょいちょい違う・・・。

 で、この雪国ってカクテル、見るレシピによってチェリーの名称がビミョーに違う。ミントチェリーとかグリーンチェリーとか・・・。
 ようは前述のようにチェリーの砂糖漬けで、パン屋のアンパンマンドラえもんの鼻に使われているアレの緑版ってこだと思うんだけど・・・。
 で、今回使ったドレンチェリー(緑)だけど、近所のデパートにあるお菓子の材料専門店で売ってた。上のグレナデンシロップもそこで買った。
 アマゾンにいくらか種類があるにはあるんだけど、送料のほうが高くつくんだよね・・・・・・。




【エッセリング】[Esseling]
 んぁ~・・・・・・やっぱうんめ~・・・。前のウォッカ、SKYYのときも思ったけどさ、ウォッカって”酒”以 外の味がないもんだから単純にアルコール入りのアイスみたいになるんだよね。で、ソースとしてのウォッカもアイスが溶け出すごとにい~い感じの甘みが溶け出す・・・これ、最強じゃね?





















【総評】
 今回はちょっと調子に乗っていろいろ試しすぎてしまった。実はもっと試したいカクテルはあったんだ けど、ちょっとやりすぎだと思って断念した。ブラッディ ーメアリーにアルフィーバラライカアイスバーグに、もっと試したいカクテルはあったんだ・・・・・・。それでもボトルの中身はこんなに減ってるわけで・・・。で、3日に分けて試していったにもかかわらずほとんど飲んじまってるよ、40度のウォッカをよぉ・・・・・・。












(←今回のブログのために調子に乗って試した結果、ほとんど飲んでしまってる・・・。)



 とにかく、アブソルートウォッカは割り材の味を損ねることなくアルコールの刺激を追加させることの できる酒だということがよ~く解った。
 実はこのアブソルート、上位酒としてエリクスという、どうやらフレイバードウォッカがあるらしい。
 ちょい高いけど、こちらもいずれ試してみたいところだ。


アブソルート公式サイト https://www.absolut.com/jp/
ペルノリカールジャパン公式サイト http://www.pernod-ricard-japan.com/

しかし公式サイトのヌーディスト演出はいったい・・・