【酒】第51回 酒の味もわからないクセに『ジャック・ダニエル テネシーハニー』を飲るという話し。【リキュール(ウイスキー)】

【名称】JACK DANIEL'S Tennessee HONEY
(ジャック・ダニエル テネシーハニー)
【種類】フレーバードウイスキー(リキュール)
【度数】35%
【製造】ジャックダニエル社(アメリカ)
【輸入販売元】アサヒビール









■がっつりはちみつの
甘ンまいジャック・ダニエル■

 ノーマルのジャック・ダニエルをブログで飲ったのはもう随分前になるが、テネシーハニーの存在は当時から知っているには知っていた。だが他の酒も飲りたかったし、フレーバードウイスキーということもあり、何となく後回し後回しになってしまっていた。

 今回、行きつけの店で酒を眺めていたところ、何となく目について手持ちもあったのでこれは機だと思い購入してみた。・・・・・・8月に。いやね、ずっと体調がよろしくなくて酒自体そんなに飲めなかったのね。だからこのブログも久々になってしまったわけですわ。飲りたい酒は何本かキープしてはいるんだけどね。

 さて、この『テネシーハニー』は、ジャック・ダニエルにはちみつを加えた、いわゆるフレーバードウイスキーと呼ばれるもの。それ故にラベルの品目にはウイスキーではなくリキュールと書かれている。度数も通常のジャック・ダニエルが40%なのに対して35%と5%低くなっている。・・・・・・5%低くなるくらいはちみつが入ってるってことかな?ネットなどの評判を見ると「女性でも飲みやすい」と書かれていることが多いが、さてさて。

■ストレート【Straight】■

 まずはストレートから。一応、ノーマルのジャック・ダニエルも隣に注いでみた。色の違いはよく分からない(グラスも違うし)。香りはテネシーハニーの方は確かにシロップのようなかすかな香りを感じる。飲んでみると違いが明確に分かる。確かに甘い。それもかなりシロップの甘みが強い。以前ジャック・ダニエルの記事を書いたときは「バナナみたい」と書いたが(「バナナみたい」は今も変わらない)、その比じゃない。まるでホットケーキにかけるシロップを飲んでいるかのように甘い。美味いには美味いが、自分にはストレートは少々甘みがきつい。



オン・ザ・ロック【On the Rock】■

 ロックにして冷やすとやはり香りが落ち着く。ほかの酒ならば落ち着く代わりに長所が削がれてしまうことも多いが、このテネシーハニーに関してはむしろ良い方向に働いているようだ。シロップのきついほどの甘みの角がとれ、丸く柔らかになった。非常に飲みやすい、どころか甘さの加減がちょうどよくなり、美味い。好みで加水するなどして調整してもいいかもしれない。


ハイボール【Highball】■

 飲み口はあくまでハイボールハイボールにシロップのほのかな甘さがプラスされている感じ。ただし甘いからと言ってジュースほど強烈には甘くない。






■コークハイ【Cork-high】■

 はちみつの風味や甘みが感じられなくはないが、全体的にコーラに負けてしまっている印象。そもそもコーク自体が甘いせいか、はちみつが目立たない。






■カウボーイ【Cowboy】■

 いわゆる牛乳割り。この飲み方はテネシーハニーを検索すると結構たくさん出てくる飲み方。結論から述べると非常にマッチする。そもものカウボーイはウイスキーと牛乳だけで作るカクテルなので甘くはないのだが、テネシーハニーは甘みがプラスされている。今回はテネシーハニーと牛乳をだいたい1:2くらいで割ってみたが、割る量で甘さを調整してもいいかもしれないし、別途蜂蜜を加えてみてもいいかもしれない。

■エッセリング【Esseling】■

 これは美味い。ただでさえ甘いテネシーハニーに甘いアイスの組み合わせはしつこくなるかとも思ったが、考えてみればアイスやスイーツにかけるソースは甘いものが多い。これもソースとしてしっかり機能しているということだろう。それくらい甘い。


■ ま と め ■

 はちみつ入り、というのは当然しってはいたが、お菓子みたいにこんなに甘ンいとは思わなかった。ストレートで飲るときついが、氷や水で少し薄めるとちょうどいい加減になる気がする。
 半面、はちみつがきついせいでジャック・ダニエル、というかウイスキー感が薄まってしまっているのが難点。ウイスキーというよりウイスキー風味のはちみつの酒といった感じ。主役がはちみつになっている感がする。
十分美酒ではあるが、ウイスキーをがっつり楽しみたいならあまり向いていないのかもしれない。



ジャック・ダニエル公式サイト
https://japan.jackdaniels.com/