【酒】第11回　お酒初心者による『ボンベイ･スピリッツ社ボンベイ･サファイア』の感想。【ドライジン】

　ある日、私はふと思った。お酒のことをよく知らない自分が、お酒を飲んで飲んだお酒のことについてラクガキのような文章を書いているこのブログは一体なんだろうと。
　酒に対して無知であり、曲がりなりにも『お酒初心者』と名乗っている自分がレビューなど甚だしい。ならレビューじゃなければなんなのか･･･。そして頭をかしげて考えた結果、『感想日記』だというところに落ち着いた。
　と言うわけで、今回から『○○というお酒』というタイトルから『お酒初心者による『○○』の感想』というタイトルに変更します。

　さて、今回のお酒は『ボンベイ・スピリッツ　ボンベイ・サファイア』。ドライジンだね。

名称：ボンベイ・サファイア
 酒類：ドライジン
度数：47%
製造元：ボンベイ・スピリッツ社（イングランド）
販売元：バカルディ社

（本社：バミューダ）

　青くてきれいなボトルが特徴のお酒で、スタンダートモデルである『ボンベイ・ドライジン』の上位モデル。価格は750mlで大体1500円前後とそんなに高くない。ちなみに、2015年に発売された、もう一つ上の『スター・オブ・ボンベイ』というものもあるが、こちらは3500円以上（希望小売価格は5000円）という、ガチでお高めの価格。
　販売会社のバカルディは同名のラム酒の『バカルディ』で有名だね。こっちもいずれ飲んでみたい。
　ところで、ラベルに印刷されているぽっちゃり系女子。彼女はヴィクトリア女王なんだそうで。ただ、Yahoo千恵袋には「似てる女性」って話しもあるんだよね。どっちが本当なのか･･･。

　さて、それじゃあまずはストレートで試してみよう。

【ストレート】

　　クンカクンカ･･････
　香りはハーブ系のような香草のスッとした香りのほかに柑橘系がほのかに混ざってる。
　ハーブ系はジンだからそうなんだろうけど、柑橘系の香りを強く感じるっていうのは意外だった。調べてみたら使われているのはレモンピール。前にブログに書いたビーフィーターにもオレンジピールとレモンピールは使われているらしいけど、こっちのほうが柑橘系の香りがしっかりしてる。比べてみるとビーフィーターのほうがややアルコール臭が目立つ。

　クピ･･････

　ふむ、思ってたより飲みやすい。てっきりハッカのような辛さがあるのかと思ったらそんなこともなく、柑橘系の酸味があってとても飲みやすい。ビーフィーターよりこっちがやや丸い感じ。･･････あ、これ注意しないと飲みすぎて次の日大変なやつだ。

【ロック】

　うむ、美味い。なんとスッキリしていることかいな。とても47度とは思えないほどすんなり入っていく。
　爽やかな香り、氷が溶けて少し薄まり、お酒の角がとれてより飲みやすくなって、後味はスッキリ。言うこと無しやね。素晴らしい。
　やはりジンは冷えているに限る。今度冷凍庫でキンッキンに冷やしてみよう。

【ジンリッキー】

　やっぱ簡単にロングカクテルにするなら炭酸割りかな。そこにライムジュースを少し入れればジンリッキーの出来上がり。前回はレモンと砂糖を入れてジンフィズにしてみたけど、今回は炭酸とライムのみでジンリッキーにしてみた。実はライム入れずに炭酸のみで試してもみたけど、苦味が目立って少々飲みにくかった。ライム（もしくはレモン）を少し入れるだけでこんなに飲みやすくなるんだな。

　味のほうは、余計なものを入れてないおかげでボンベイの香りは残したままで、清涼感と透明感のある味わいが楽しめる。

【ジントニック】

　う～む･･･こちらもなんとすがすがしいことかいな。ハーブの類と柑橘系と炭酸はお酒にこんなにも合うものなのだろうか。行きつけのドンキのボンベイの値札に「ジントニックのために作られたジン」と書いてあっただけはある。

　ただ、今回使った「ウィルキンソントニック」（これは「やまや」で買った）。これ自体が結構美味いんだよなぁ･･････それもあるのかな。次からこのトニックウォーターを使おうかな。

　さて、次は作ったこと無いカクテルにしようかね。

【ジンバック】

　お、ジンジャエールとジンも結構合う。でもあんまりジンジャエールを入れるとボンベイの香りも消し飛びそう。あと、レモンの酸味が気になったのでこの写真とは別にレモンなしを試してみたところ、苦味が強くなった。やっぱレモンは必要だわ。

【エッセリング】

　最後はいつものエッセリング。
　う～ん、非常に合う。「こいついい加減飽きないのか」「バカじゃないか」「足がくさそう」という声も聞こえてきそうだけど、残念ながら懲りない。
　そして今回は思いつきでチョビットだけレモンジュースをたらしてみた。これは正解だった。あんまり入れるとジンの香りが失せてしまうので注意。

　あと、今回ボンベイサファイアは常温を使ったが、今回に限ってはあらかじめ冷やしてアイスを溶かしすぎないほうがいいのかもしれない。アイスでお酒の香りが失せてしまった･･･。

【総評】
　全体的にとにかく清涼的で透明感であって、なんとも気持ちのいいお酒だった。鼻を通り抜けるハーブの香りは優しく、その中の柑橘系の香りがアルコールのキツさを和らげてくれる。そして一口飲んでみれば47度というキツさを感じないほどにスッキリとした口当たりと後味。それでいて気持ちよく酔える、もっと言えばそんなに高い酒じゃない。最高じゃん！

　ジンはビーフィーターに続いて2度目だったが、自分はジンとは相性がいいのかもしれない。そう思った。